高齢者の膝の痛みの原因は?歩くのがツライほどの痛みの原因とは?

高齢者の膝の痛みの原因として、もっとも多いのが、変形性膝関節症と呼ばれているものだと言われています。

これは、
・階段の上り下りの際に、膝が痛む
・立ち上がったりしゃがむ際に、膝が痛む
・膝がこわばる
といった症状です。
具体的にぶつけたわけでもないのに、年をとるにつれて痛み始めてきた場合は、この症状が大いに考えられます。

この症状になってしまう理由は、軟骨成分の減少だと言われています。

軟骨というのは、骨と骨が互いにぶつからないように支えているもの。
軟骨というのは、加齢や運動不足によって磨り減ってくるのです。
磨り減っていくことで、次第に骨と骨がぶつかるようになります。
こうして、痛みとなって表れてくるのです。

しかも、軟骨成分というのは、カニなどの殻しか摂取できないもの。
普段、殻などは食べる機会がありませんから、結局のところ、サプリメントが鍵になってくるのです。

サントリーの新商品である「ロコモア」や、発売されている「グルコサミン」などが効果的です。
注目すべきは、「ロコモア」です。
こちらは、軟骨成分だけでなく筋肉成分も一緒に摂れるというから、加齢による膝痛には効果が期待できます。

高齢者の膝の痛みに良いトレーニング方法とは?

トレーニングというと、ランニングやジョギングなどを思い浮かべますよね。
しかし、ランニングやジョギングって、高齢者にとっては苦痛にしかなりません。

息があがって、途中で倒れたりする方も多いです。
かえって、膝の痛みを悪化することもあります。

ランニングやジョギングなどは、普段から運動されている方か、比較的年齢層の若い方が効果的です。

それよりも、ウォーキングをすることからはじめて下さい。
犬を飼っている方ならば、軽い散歩に行くだけでも十分なウォーキングになります。

ウォーキングをオススメする理由は、膝への負担が軽いだけでなく、無理なく続けられるからです。
もちろん、ウォーキングは筋力を作るだけでなく、健康面にも効果的です。

エネルギー消費が同じ場合
・高血圧と関連するリスクは、ランニングで4.2%、ウォーキングで7.2%低下する
・コレステロールは、ランニングで4.3%、ウォーキングで7%減る
・糖尿病のリスクは、ランニングでもウォーキングでも12%減少する
・肥満からの回復は、ランニングの方が高い
というデータもあります。

このことから、ウォーキングもランニングも効果的には違いがないのです。
まずは、短めの距離で継続することを心がけてください。

痛みがある場合、無理しないことも大切です。
また、入浴中の膝の曲げ伸ばしなどを、毎日軽く行っておくと軽い運動になりますよ。(入浴中は、痛みを感じず曲げ伸ばしできます)

水中ウォーキングも膝の痛みを感じづらいのですが、寒い冬場にはオススメできません。
夏場になったら、水中ウォーキングも効果的ですよ。

高齢者の膝の痛みに効く治療方法にはどんな方法があるの?

高齢者の膝の痛みに効く治療方法は様々なものがあります。

【症状の記入】
具体的にどの部分がどのように痛いかを記入しておきます。
いつごろかかったかや、懸かっている病気を記載するところもあるので、きちんと記入しましょう。
嘘を書いてしまうと、診断の際に診てもらえないので注意してください。

【カウンセリングと症状を診る】
記入したものを元に、医師と話をします。
同時に、触ったり押したりして症状を確かめます。
そこで、医師が痛みの部位と原因を考えます。

【治療】
これは、病院によって違ってきます。

【1】日常生活の注意をする
比較的、軽い症状の場合、日常生活の注意で終わる場合もあります。
杖を使ってくださいね。体重を落としましょうね。などアドバイスをしてくれます。
場合によっては、栄養面の指導を教えてくれる病院もあります。

【2】保存治療をする
●温熱療法
医療機関ではホットパックや電気・超音波を使った専用機器を使用します。
家庭でも、入浴、カイロ、レッグウォーマー、サポーターなど、様々な方法で手軽に患部を温めることができます。
血行をよくすることで、炎症や痛みの元となる成分を流れやすくします。
●運動療法
膝を動かす運動や、ウォーキングなどの全身運動を行い、骨・軟骨といった組織を強化したり、心肺機能を高めたりする治療法です。
痛みが改善されてきたら、膝周りの運動として取り入れることもあります。
肥満解消にもつながるので、効果的です。
●装具療法
膝関節の保護と動きの安定を目的とした器具を取り付け、膝の負担や痛みを軽減する治療法です。
サポーターやコルセットや杖などがあります。
関節の痛みの原因を取り除くことはできませんが、負担を和らげ動作を楽にする効果があります。
●薬物療法
炎症や痛みを和らげる薬を使用して、痛みや炎症を取り除く治療法です。
通常は、副作用の少ない非ステロイド性抗炎症薬が使われ、症状の重いケースに限りステロイド薬が使われます。
その他、膝関節の動きを良くするヒアルロン酸などを使う場合もあります。
「外用薬」、「内用薬・座薬」、「薬物注射」などの種類があります。

【3】手術をする
人工膝関節置換術と呼ばれる治療を行う場合もあります。
手短な行動もできないようなひどい痛みの場合は、こちらを進められる場合があるそうです。

【4】サプリメントを摂る
軟骨成分のサプリメントを摂取することによって、よくなる場合があります。
グルコサミン・コンドロイチンなどの成分が該当します。

高齢者の膝の痛みにサプリメントは効くのか?

膝の痛みにサプリメントを利用している方もいます。

人によって効果は様々です。
膝の痛みの原因は様々ありますからね。

そもそも、サプリメントの目的って痛み改善ではないんです。
痛み改善の目的があるのは、薬です。
サプリメントは、体に足りない栄養分を補う目的なのです。
あくまで、栄養分を補った上で、膝への痛みが改善するというものなのです。

そもそも、高齢者の膝の痛みの大きな原因は、変形関節症と呼ばれるもの。
これは、加齢によって軟骨成分が磨り減っていくことで、骨と骨がぶつかって痛みを生じるもの。
そこで、サプリメントで失った軟骨成分を摂取することで、膝の痛みが改善されるというわけです。

軟骨成分は、カニやエビなどの殻に含まれています。
これを食事で摂取することは非常に難しいです。
そこで、サプリメントで気軽に摂取したほうが効率がいいというわけなのです。
実際、サプリメント(グルコサミンやコンドロイチンなど)によって改善された方は多いです。

最近では、サントリーのロコモアが注目視されています。
軟骨成分だけでなく筋肉成分も一緒に摂れるのだとか。
無料サンプルがある場合、一度試す価値はありますよ。

高齢者の膝の痛みにボルタレンやロキソニンは効くのか?

膝の痛みにボルタレンやロキソニンなどを使用している人も多いようです。
これらは、どのような効果が期待できるのでしょうか?

【ボルタレンについて】
・炎症や痛み、発熱の原因とされるプロスタグランジンという生体内の物質ができる量を減らします
・炎症や腫れ、筋肉や関節の痛みを軽くし、発熱がある場合は熱を下げます
関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、手術後・抜歯後などの鎮痛・消炎や急性上気道炎の鎮痛、解熱に使用されるというもの。
即効性と効果に優れており、変形性関節症などの膝の痛みに使われます。
変形性関節症なので、加齢による軟骨成分の磨り減り対策に使われる薬でもあります。
ただ、私的での安易な使用は副作用を伴うので危険です。(インフルエンザでこの薬を使用すると、大きな副作用があると言われています)
また、胃への負担も大きいです。
サプリメントと違って薬なので、処方された医師の判断を仰いでから、使用することが大切かと思います。

【ロキソニンについて】
・炎症や発熱を引き起こすプロスタグランジンという物質ができる量を減らします。
・炎症をしずめて、腫れや発赤、痛みなどの症状をおさえ、熱を下げます(対症療法薬ですので、熱や痛みの原因そのものを治すことはできません)
細かな違いがあるようですが、ボルタレンとロキソニンはどちらも抗炎症解熱薬です。
即効性や効き目には劣るものの、副作用は小さいと言われています。

ボルタレンとロキソニンの違いを詳しく知るには、医師に相談してみるといいですよ。
症状や体質によって薬の使い分けをしているはずですから。

高齢者の膝の痛みで「水が溜まる」というのはどのような意味?

高齢者の膝の痛みでよくあるのが、膝に水が溜まるという症状。
これは、関節水腫と呼ばれる症状です。

関節水腫というのは、関節内にある関節液の量が異常に増えることによって、膝に溜まっていく状態のことを言います。

この関節液の量が異常に増えてしまう原因は、関節液を作る滑膜の炎症や半月板や関節軟骨に損傷があることが原因だと言われています。
ですから、一度病院で診察されて原因を明らかにしておくことが大切です。

放っておくと、関節内部の圧力があがり、関節が不安定になります。
すると、痛みがひどくなり、血行も悪くなり、関節液がさらに分泌されるなどの悪循環を起こしてしまうのです。

滑膜が炎症を起こすのは、膝関節内の軟骨や骨の表面からはがれおちた「破片」が、関節を刺激することが原因なのです。
これは、加齢に伴う軟骨成分の磨り減りや事故による疾患など様々な原因があります。
ですから、骨折とは懸け離れた生活をしていても、この症状になることはあるのです。

特徴としては、
・膝の腫れや痛み、だるさを感じる
・膝の皿を押した時、何か入っているような異物感がある
・突然ひざに激痛が走る
などです。

これらの症状がある場合は、過度なトレーニングは控えましょう。
そして、一度診察されることをオススメします。

高齢者の膝の痛みには手術は良くないと聞いたが本当なのか?

これは、診察医に確認してみることが大切です。
場合によっては、手術がよい場合とよくない場合があるからです。

診察医が手術がよくないといった理由として考えられるのは、
・全身の状態が良好でない
・体力がもたない
・術前検査でひっかかる
などに該当する場合があります。
他の病気を抱えている場合は、その病気を悪化させる危険性もありますからね。

また、手術後は感染のリスクが高まります。
そのため、感染症にかかっている場合は、手術を避ける傾向があります。

筋力が極端に落ちていたり、関節が固まっている場合も、関節の動きが悪くなる危険性があるため、手術を避ける傾向があります。

ただ、手術をした結果、改善された高齢者も多くいます。
特に歩くのも痛くてしんどかった方が、今ではゴルフも満喫しているぐらい回復している方もいます。
医師から手術を勧められた場合は、率先して受けるべきだと思います。

膝の痛みは我慢していると、どんどん悪化していくそうです。
最後には、膝に水が溜まるようになってしまい、歩くのもままならなくなる場合もあるそうです。

いずれにしても、医師に勧められた解決策をとるべきです。
その際、手術をとる理由と、他の処置方法はないかも聞いておき、総合的に判断することが大切です。

高齢者で膝関節の手術後の注意点は?どんなことに気を付ければ良い?

膝関節の手術後の注意点は、症状や体質によって指導内容が違ってきます。
共通して言えることは、生活習慣は無理をしないことです。

たとえば、普段の姿勢です。
正座やあぐらは関節に負担がかかります。
階段の上り下りや段差もできるだけ避けた方が無難です。
日々の生活でそういった場面をできるだけ取り除く(バリアフリー)をしていくことが大切です。

買い物でも、重い荷物をもたないなどが大切です。
荷物を持った分、膝にかかる負担は倍増しますからね。
ショッピングカートを利用したり荷物を持ってもらったりしましょう。

着替えの際は、立って行うと膝を使います。
椅子に座りながら、着替えることを意識してくださいね。

入浴の際は、介助してもらいながら体を洗い流してもらうことが大切です。
介助者が見ているところで入るようにしてくださいね。

軽い散歩程度はいいですが、極端に負担のかかるジョギングやランニングは避けましょう。

定期的な検診も大切です。
とにかく、膝に負担をかけないような生活習慣を送ることが第一です。
階段を使わずトイレも近いなどの利便性のよい部屋で生活することも大切ですね。

膝の痛みのある高齢者がフラフープをしても大丈夫?その際の注意点は?

フラフープは主に腰と膝を使う運動ですよね。
ですから、フラフープを頻繁に行うのはあまりお勧めできません。

どうしてもフラフープをするのであれば、1日5分程度ならば膝への負担がかからないと言われています。

フラフープなどで体を動かす意欲があることはすばらしいことだと思います。
しかし、過度の運動は膝の痛みを悪化するということも知っておいてください。

膝の痛みがある方にオススメな運動が、水中ウォーキングです。
入浴中に膝を軽く曲げ伸ばしするだけでも運動になります。

水中ウォーキングのメリットは二つあります。
・膝への負荷がかからない。(浮力もあって膝への負担が小さい)
ということ。
お湯をいっぱいにしておけば、入浴の際に立ってウォーキングできます。

・筋力がつく(水の抵抗力がある分。簡単に前に進めないため、筋肉をよりつけやすい)
加齢によって筋力も落ちていきます。
そこで、抵抗力がある水中でウォーキングをすることで、手軽に足腰の筋肉がつきます。

冬場は体調を崩す危険性があるので、銭湯でひっそりやってみたりするといいかも。